今日はこれからベジタブルガーデンに挑戦してみたいという方へ私の短い間で学んだことを基本に情報をシェアできたらなと思います。
① ベジタブルガーデンとの出会い
② 私には向いていないという思い込み
③ 野菜を育てる知識ゼロで始められた理由
④ ベジタブル&フラワーガーデン デザインインスピレーション
⑤ 最初にぶち当たった最大のミステイク
⑥ 家庭菜園が与える心の変化と自分への自信
ベジタブルガーデンとの出会い
そもそもベジタブルガーデンを持ちたいと思った理由は自分の庭で育てたもの、いわば天然オーガニックの食材で全てをゼロから作るという過程になんとなく憧れがあった。
その工程は昨年の夏に行ったイタリアのトスカーナで体験することになり、その時に’絶対こういう生き方したい”って感じて彼らのデザインされたベジタブルガーデンに感動したものでした。全ての野菜が生き生き育ってる!それを目の当たりにすることで自分がそこにいる姿がスポンっと入ってきたのです。



もちろんピザ生地もホームメイドですが全ての食材はお庭から。プライベートシェフの彼女が毎日朝と夜はホームグロウンの野菜たちを踏んだんに食事を作ってくれました。
これが本格的に”ベジタブルガーデンをやりたい”と思ったきっかけになったのでした。
私には向いていないという追い込み
イタリアから戻ったのが昨年の7月。
そして今年1月にベジタブルガーデンを始め早くも6ヶ月目に入りました。
お客様のお庭をデザイン施工することをキャリアにしたくわざわざ渡米までした私にとって一見簡単と思われがちなベジタブルガーデンですが実は私植物を育てることが苦手。。。。
と、思っていただけだったのです。
今まで種から育てようと何度かトライしたことはあるけど毎回失敗。何がって、そもそも発芽しないで終わるパターンでやるたびにやる気を無くしていたので私は”苦手だ”と思っていたのね。
野菜を育てる知識ゼロで始められた理由
ただ今回の意気込みは違う。あのイタリアで体験したワクワク感を日常にしたいという詳しいビジョンがあったので1月にガーデンを作るに至るまで猛勉強しました。笑
その際、コミュニティーに入って他の体験者と交流をしたいと思い、色々探して、彼女のオンライン講座を始めることにしました。
まーその内容の充実さといったら素晴らしいもので今まで疑問に思っていたことが次々と解決。必死でノートをとり、FBで質問しながら学ぶことでだんだんと自分の夢が形になっていくのが頭の中で想像できるようになり、今回は大丈夫かも!という自信が湧いてきました。
ベジタブルガーデン デザインインスピレーション
元々個人邸のお庭のデザインと施工でキャリアを築きたくて渡米までした私なのでベジタブルガーデンデザインという言葉にワクワクしていましたから彼女のコースで学んだ知識を織り交ぜながら自分のデザインをあれこれと検討し始めました。
こういう時に役立つのがピンタレストの存在。自分でボードを作り理想をどんどん大きくしていく作業はことのほか楽しいものです。できそう!と思えるものから理想の世界でしかないものまで幅広く集めていきます。理想の世界でしかないものもそこから一つ二つとエレメントを引き出すことによって実は無理だと思っていた世界観が出せてしまうのです。



お庭がない人でも小さなベランでできてしまうアイデアも壁を上手に使えるエリアのアイデアとなりました。
何事も素早く始めたい私の性格上、ベジタブルガーデンのオンライン講座を半分くらい受講したところで行動に出ました。笑
ガーデンを作りたいエリアを今まで使っていなかった家のサイドヤードをリメイクすることにしたので場所を有益に使うためにもガーデンは壁沿いに作ることに。
そしてインスタグラムでシェアした工程がこちらです。
隣の家の木が大きな日陰を作ってしまうのでオーナーさんの許可を得てかなりカットしたことで野菜にさんさんと太陽が当たるエリアになりました。
何を植えようかと考えることは楽しくて、苗を買いに行く前に学んだ通りに買い物リストを書き上げ、図面(といっても手帳に書き込んだ程度です)にデザインとして落とし込むことによって色合わせや野菜が育った時にお互いに喧嘩しないよう客観的に見ることができてよかったです。
ベジタブルガーデンを作る際、この工程は結構大切だなと後で振り返って再確認しました。
最初にぶち当たった最大のミステイク
始めの3ヶ月くらいは順調でした。でもだんだん野菜の苗が黄色くなってしまいには枯れてしまうという現象が相次ぎました。ナーサリーに聞きに行くと水のやりすぎ、水不足、など同じ症状らしくまずはどちらかを判定し、肥料をあげること、と言われました。
初心者ガーデナーはとかく水をあげすぎてしまうそうで私も同感したので水やりをカット。
それでも症状は変わらず。そのうち今度はアブラムシの大量発生でこれまた四苦八苦。
オーガニックガーデンにしたいので化学肥料を使わずナチュラルに対応し、結果ニームオイル、食器洗剤とお水を合わせたものがよく聞きました。
ただ相次ぎ野菜の状況が悪くなりだんだん痩せほそりしまいには上には伸びるが横に伸びない状態となりうまくいかない野菜が増えてきました。
あれこれ調べたり、聞いたりしているうちに”土の質はどうか?”という疑問に落ち着きました。オンライン講座でも土については随分学びましたが、PHだのナイトジェンなど苦手な化学の勉強を思い出し今一集中せずにポイントだけ見てこれでいいだろう、と適当な考えで買ってきた土を入れてしまい、砂の割合が必要以上に多く、しかも土を入れるときに水を撒いてコンパクトしてしまったことで息ができない土を作ってしまったことが原因のようでした。
また砂が多い点で土自体に栄養がない、これも理由の一つ。
結局は最低でもトップ30センチくらいの土を取り除き(ガーデンが大きいので結構な量になる、、、)オーガニックソイル50%、動物性たい肥の肥料土30%、ココナツ繊維の土10%、ミミズの糞が入った肥料土10%をミックスして土を作ることになりました。
あー初めからちゃんとやってればよかったと大後悔。結構肉体労働でした。苦笑
このミックス療法は実はAIに聞いて質問しながら辿り着いた方法でさすがchat GPTは役立つなと思いました。笑 オンライン講座よりかなりハンズオンに教えてくれた!
家庭菜園が与える心の変化と自分への自信
まーこの半年の間に色々ありました。苦笑
でも最大の変化は私の心の変化。面倒くさがりの私には向いてないと思い込んでいたのですが意外にもやり抜いてきました。これは多分始めの段階でベジタブルガーデンを作りたいきっかけが明確でイタリアで体験したことがその理想をもっとリアル化していたからだと思うのです。
だから何事においても”体験する”って自分にものすごい影響を与え、できないことを可能にしてくれる原動力になる源なんですね。
今まで一度も成功しなかった種から苗を育て野菜にしていくという過程をこの半年でクリアすることができて野菜だけでなくお花を種から育てることにも挑戦、そしてフラワーガーデンにもいよいよ着手することにしました。
学びは幾つになってもある。こんなことで今まで知らなかった自分の面に気づき、”できた”という結果が自信につながり向上心がもっと出てきました。
たかがガーデン、されどガーデン。
ベジタブルを育ててみよう、というなんてことない行動がやってみると奥深く、チャレンジや奮闘、泣いたり笑ったりと人生のミニ劇場のようです。笑
これからベジタブルガーデンをやってみようと思っている方に何らかの形で参考になっていれば嬉しいです。
ガーデン奮闘記はそのうちYoutubeでシェアさせていただきます。