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Interiors

海外インテリアの基礎ルール

日本人に苦手な手法をマスター

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Yuko McMahon
Dec 13, 2024
∙ Paid

海外インテリアに憧れる、とは良く耳にするフレーズ。インテリアってその国の文化から生まれるものだから西洋文化を見様見真似で再現しようとしても基本がわからないとチグハグな感じで終わってしまうもの。

興味がてら日本に行った際、いくつかハウス展示場たるものを見に行った時、プロがやったであろうインテリアデザインが子供っぽくて”大人の空間”が感じられずあまりにさっぱりしすぎ、という印象を受けたことを覚えています。

だから海外インテリアも勿論、現地に来て”本物”を見て体験するということが一番手っ取り早く素敵な空間を自分のものにすることにつながる。

こういう感覚はやはり多くのものを見ることで記憶に残るものです。今年の5月に開催したカリフォルニアラグジュアリーホームツアー&ワークショップでは実際にアメリカ人が住んでいる豪邸7軒をツアーしたり、デザイナーさんを交えたショップでレクチャーしてもらったり、実際の素敵な一軒家でテーブルデコレーションやお花のワークショップを開催したり実際にたくさんのインテリアショップを視察したりしながら沢山の実例を学んでいただきました。(2025年5月のツアー募集まもなく開始します)

”レイヤークイーン”のデザイナーさんが手がけたお家訪問

2025年の5月にも今年同様カリフォルニアラグジュアリーホームツアー&ワークショップを開催しアメリカ人が実際に住んでいる豪邸(4-15ミリオンドル)6−8軒をツアーする予定です。昨年とは違うお家ばかりでこれまた学びが多いと思います。

次回のワークショップも前回同様ハンズオンですが今回はお持ち帰りできるものでお家のスタイリングに使えるものをクリエイトしながら学ぶ楽しいワークショップを考えています。お家インテリアスタイリングのアップグレードにつながるといいなあ。

募集は2025年の1月後半までには有料メンバーさん先行でお知らせさせていただきます。人数が8名限定と少人数なため、スポットを見逃したくない方はこのマガジンを有料メンバーへ変更くださいませ。

海外インテリアを創り出す基本ルール

ぶっちゃけ、この4点を徹底的に守れば本当に素敵な空間ができてしまいます。

  • 無駄なスペース(機能性よりも美を優先)を作る

  • レイヤーで足し算のコンセプト

  • 壁の飾り方をマスターする

  • 色使いのテクニックを身につける

この辺は2025年のツアーでじっくり本物を見ながら自分のものにしていただくレクチャーも開催する予定です。

その国々での文化や生活スタイルを知らなくてもより本物に近い雰囲気を出せる海外インテリアの基礎ルールを今回はベッドルームを例にもう少し詳細をお話しします。

まずは既存のお部屋を見ていただきポイントをお話ししますがその後にではどうそれを自分の部屋に持ち込むか、をお話ししていきますね。

マスターベッドルーム( Primary Bedroom)

パッとみてわかるようにきれいに見える空間デザインのポイントはシンメトリーにスタイリングすること。

日本では部屋の大きさを機能的に使うという観点からベッドや家具は壁寄りにセッティングすることが多いと思うのですが海外の場合どんなに部屋が狭くてもベッドは部屋の真ん中に来るのが普通。それぞれにベッドサイドテーブルが置かれランプがある、というパターン。

数多くのピロー(クッション)はカラーコーディネートしてスタイリングを楽しむのにちょうど良くて寝ていない間のベッドを素敵に演出してくれます。

海外インテリアっぽくするにはまず無駄なスペース(空間)を作ること。笑

無駄なスペースとはモノを飾れる”表面”を意識することです。ベッドサイドテーブルや足元のベンチをどうスタイリングしていくかを考えるのは楽しいもの。

床でさえ必ずラグを敷いてcozyさを出す工夫をします。

無駄なスペースほど美しく、機能的なものばかり揃えていてはビジュアル的視点から見ると美しくないのです。日本家屋でも床間がいい例で、なくてもいいスペースで機能的な要素は何もないけど”美”という観点では欲しい空間ですよね。

ベッドルームの場合、寝室だから寝るだけだし何でもいいという考え方はなく、1日の一番初めに見る景色であり寝る前の1日の終わりに見る景色であるだけにメンタルに影響するマスターベッドルーム。

自分がまず朝起きたら一番に目に飛び込んでくる風景はどんなものがいいかなあという考え方で部屋を作っていきます。

ベッドの足元にも通常こういったベンチが置かれる理由は昔はこのベンチに腰をかけ靴を脱いだり履いたりしていたことから今では多くの欧米人が部屋では靴を脱ぐようになったとはいえ、文化として残っているスタイリング。

もう一つ注目したいのは壁の使い方。

窓がつけられない場合はパネルのデザインでラグジュアリーさを演出するのも良くある手法です。これくらいならDIYでもできてしまいます。

とにかく”ガラン”としたスペースをなくし、何かを飾る、これを徹底的に意識していきます。壁のスペースを埋めるのに素敵にまとまるアイテムとしてアート、スコンス、窓、カーテン、パネルデザイン、壁紙などがおすすめです。真っ白で何もない、というスペースをなくす感覚です。

また植物を置くことによって部屋自体が一気に生き返ります。ベッドサイドのお花は私もいつも欠かさないようにしているし、素敵なポットがあればつならないプランツもゴージャスに見えるもの。

あと何といっても海外インテリアの基本で日本人が不得意な分野が一つあります。日本人の文化では美徳としみられていなかったこともありそれを自分で作り出すことが苦手。

だから海外インテリアを体験していない人が作った”海外風インテリ”は今一キマってない。

ここではわかりやすく例題を出しながら日本人が不得意な部分を紐解きしていきます。これさえ理解すれば海外インテリアが本場っぽく日本家屋にも適用できるのです。

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